魅惑の都市ラパス市街を巡る旅
ラパスについて
ラパスはボリビア西部アンデス山脈の盆地に位置し、周囲が山々に囲まれた、複雑で急勾配な地形が特徴の都市です。ラパス市街よりさらに高地にあるエルアルト地区の標高は、約4150mあります。また、ラパス市街よりも低地のソナ・スール地区の標高は約3200mと、同じ市内でも標高差が1000mほどあります。場所により標高が違うため、同じ市内でも見える景色は大きく異なります。その理由から、ラパス市内に点在する展望台は、多くの観光客が訪れる人気スポットの一つとなっています。
また、ボリビア各地には、宗教的・文化的な伝統を反映した祭りがたくさんあります。ラパスでは、例年2月または3月に開催される「ヒスカアナタ」、そして6月に開催される「グラン・ポデール」は、この時期ラパス市内への旅行を計画している方に特にお勧めのイベントです。見る人の目を奪うダイナミックなダンスや色鮮やかなデザインの衣装を楽しむことができるでしょう。
そして、ラパス市内には、様々なテイストやコンセプトを持つレストランが混在しています。1日3回の食事では到底足りないくらい、街はグルメで溢れているのです。近年、世界から高い評価を得ているボリビアグルメをどうぞご堪能ください。そんなラパスで是非、あなたにぴったりのユニークな体験を探してみましょう。
ラパス市街半日観光ツアー
所要約4時間
ラパス市街⇒マジャサ地区⇒ラパス市街
朝9時(または14時)に、お客様をご宿泊先のホテルまでお迎えいたします。まずは、ラパス中心街にあるカジェ・デ・ラス・ブルハス(通称「魔女通り」 )へ向かいます。この通りでは、アンデス地方の様々な手工芸品や、母なる大地パチャママに捧げる儀式用品、魔女が魔除けや呪術に使うとされる動物のミイラやお守り、ハーブなどが売られています。
次に、コロニアル時代にバロック様式などを用い建設されたサン・フランシスコ教会を訪ねます。教会にほど近いムリーリョ広場とその周辺も散策します。ムリーリョ広場周辺では、国会議事堂、政府宮殿、ラパス聖母大聖堂など、重要な観光名所を一度に楽しめます。ラパス市街では他にも、市内を網羅するケーブルカーに乗って、ラパスの素晴らしいパノラマビューを堪能していただきます。
続いて、ラパス中心街からマジャサ地区へ移動します。ツアー最後に訪れるのは、雨風の自然の力によって形成された岩が連なる月の谷(Valle de la Luna)です。月面を彷彿させる姿からこの名前が付けられました。最後は南下し、月の谷へ向かいます。粘土質の土壌、雨、そして風によって形成された、石筍の谷です。ツアー終了後、お客様をご宿泊先のホテルまでお送りいたします。
オプショナル延長ツアー
エルアルトのチョレを巡る半日延長ツアー
標高約3,600mのラパス市街からさらに上った標高約4,000メートル地点にある都市エルアルト。ラパス市街よりもさらに多くの人々が行き交うエルアルトの街では、毎週木曜日と日曜日にラテンアメリカ最大規模の野外フェリア(見本市)の一つ、「Feria de 16 de Julio(フェリア・デ・ディエシセイス・デ・フリオ)」が開催されます。
エルアルトは、ボリビア東部の都市サンタクルスと並ぶ、ボリビアで最も急速に成長している都市の一つです。若年層の割合が高く、街は混沌としながらも活気溢れる日常がとても印象的です。
エルアルトに暮らす多くの人々がアイマラ族の血を受け継ぎ、彼らは、「アマウタ」と呼ばれる占い師を頼りに未来を占うというユニークな慣習があります。
他にもエルアルトには、アンデス建築の一種である「コエティージョ建築」が存在します。エルアルト発祥のこの建築様式は、同じくエルアルト出身の建築家フレディ・ママニ氏によって確立されました。アンデス文化特有の原色を大胆に使用した色彩と近代的な構造が掛け合わさったデザインを通し、自らの文化を表現しているともいわれています。
コエティージョ建築によって建てられた建物は、「チョレ」と呼ばれ、商業施設やダンスパーティが開かれる会場等にも利用されます。チョレは一般的な建物とは異なるデザインが特徴で、中には現代アニメのポップカルチャーや近未来ロボットなどから発想を得てデザインされたものもあります。伝統や歴史というエッセンスを継承しつつ、グローバルカルチャーという新たな扉を開こうとする思いや期待が込められた建築作品群です。現在、チョレはエルアルトを代表する観光地の一つとなっています。
アニマスの谷を訪れる半日延長ツアー
ラパス市内の南東に位置するアニマスの谷(通称、魂の谷)へ専用車で向かいます。標高約4,000m地点にある「アパチェタ(石の祭壇)」まで車で登っていきます。ここから幻想的な景色が広がるゴール地点を目指しハイキングを始めます。
アニマスの谷は、自然の浸食で形成され、切り立った崖のような独特な形状をしています。その雄大なパノラマビューは、ありのままの自然の姿を映し出しています。
ハイキング終了後、アニマスの谷からほど近いパルカの町の農園を散策します。穏やかな農園風景と気候を味わいながら、ゆったりと休憩しましょう。ここから見えるラパスの守り神「イリマニ山」を背景に、写真撮影が行えます。休憩後、再びラパス市街へ戻ります。
ワタハタ&パリティ島観光半日ツアー
朝7時30分にお客様のご宿泊先ホテルへお迎えに上がります。広大なアルティプラーノを約2時間駆け抜け、ワタハタの町があるチチカカ湖へ向かいます。ワタハタの町でローカルボートに乗り換え、パリティ島へ移動します。パリティ島では、ここで暮らす先住民の伝統的な暮らしにおじゃまさせてもらいます。
続いて、ティワナク工芸博物館を訪れます。博物館には、ティワナク文化の最も貴重な作品の一つ、「アヒルの王」と呼ばれる遺品が収蔵されています。情緒溢れるこの作品から、ティワナク文化で生まれた芸術の非凡な創造性と技術を感じることができるでしょう。
ワタハタの町へ戻り、チチカカ湖で獲れた新鮮なトゥルーチャ(鱒)を使った美味しい料理を堪能します。美しい湖畔の風景を眺めながら、チチカカ湖に浮かぶ美しい島々を背景に写真撮影をすることができます。休憩を取り終えたら、再びラパス市街へ戻ります。
チャカルタヤ山観光半日ツアー
朝7時30分にお客様のご宿泊先ホテルへお迎えに上がります。エルアルト市街を抜け、レアル山脈の麓へ向かいます。チャカルタヤ山の麓までは、1930 年代に整備された道路が続くので、車での移動が可能です。道中、雪化粧をまとった山々や、雪解け水によって形成された山間の小さな湖など、自然の素晴らしい風景が見られます。
山の麓から山小屋までは徒歩で登ります。山小屋からはワイナ・ポトシ山、ムルラタ山、イリマニ山といった近隣の山々や、チチカカ湖の一部を望むことができる素晴らしい景色を堪能できるでしょう。
ラパス市街から北へ約45kmに位置するチャカルタヤ氷河は、かつて世界で最も(赤道に近い)標高の高いスキー場*の一つとして知られていましたが、現在は氷河がほとんど溶けてしまっている状態です。
*現在、チャカルタヤ山ではスキー場の運営は行われていません。(2009年に閉鎖)
ラパスの革新的な料理を味わうダイニングツアー
ラパス市内を一日かけて観光するなら、今、世界中から注目を集めているラパスの革新的なグルメを味わうのもおすすめです。
以下のレストランは、私たちがお薦めするラパス市内にある最先端のレストランです。(並びは順不同です)
Gustu〈グストゥ〉 場所:カラコト地区
ラパスのカラコト地区にお店を構えるレストラン「Gustu」は、デンマークのコペンハーゲンにあるミシュラン3つ星を獲得したレストラン「NOMA」*の共同創設者クラウス・マイヤー氏がオーナーを務めるレストランです。Gustuが目指すのは、ボリビアの伝統的な食材をベースに、サスティナブル(持続可能)な食の理念を広めていくことにあります。国内で生産される食材を使用した伝統的なボリビア料理と、革新的なアイデアを融合したフュージョン料理の代表として、国内外から大きな注目を集めているレストランです。
*コペンハーゲンに位置する「NOMA」は現在閉店している様です。
Alipacha〈アリパチャ〉 場所:セントロ地区
お客様一人一人にサプライズをお届けするレストラン「Alipacha」。毎日市場で厳選した野菜をベースに創作した料理を提供する、ベジタリアンフレンドリーの高級レストランです。伝統的なアンデス料理を新鮮な野菜でアレンジしたヘルシーな料理が味わえます。
Manq’a〈マンカ〉 場所:ソポカチ地区、カラコト地区
エルアルトにある調理学校「Manq’a」の学生が運営するレストランです。伝統的なボリビア料理と、ラパスのストリートフードに着想を得た料理は、色彩豊かなバリエーション溢れる料理で、視覚と味覚の両方が楽しめるレストランです。
Ancestral〈アンセストラル〉 場所:アチュマニ地区
ソナ・スールのアチュマニ地区にお店を構えるレストラン「Ancestral」は、2022年に「American Express One To Watch*」を受賞ました。
* American Express One To Watchとは、「Latin America's 50 Best Restaurants」にノミネートした注目のレストランに贈られる賞として知られています。
Ancestralでは、薪火や土釜で調理されたボリビア産の食材を使用し、シンプルながらも洗練された料理を提供することで国内外から多くの注目を集めています。
Phayawi〈ハヤウィ〉 場所:アチュマニ地区
本格的なボリビアの伝統料理を堪能したい方にお勧めなのが、アチュマニ地区にあるレストラン「Phayawi」です。“伝統的なボリビア料理”を忠実に再現するだけではなく、料理の価値をさらに高めるため食材一つ一つを厳選し、使用する調味料にもこだわった、風味一つ逃さない味わい深い料理を提供しています。一度Phayawiの料理を味わっていただいた方に、「その味のインパクトが忘れられず再びレストランを訪れたくなる」と思われるようなレストランを目指しています。
ラパスのストリートフード食べ歩きツアー
ラパス市内には他にも、ソーセージのサンドイッチやハツ(牛の心臓)の串焼き、具材が包まれた中南米特有のパン「エンパナーダ」や「サルテーニャ」といった、ストリートフードの食べ歩きを楽しむのはいかがでしょう。ラパス中心街に位置するMercado Lanza(ランサ市場)など、ラパス市内には至る所に食の楽しみが散りばめられています。
ツアー概要と注意事項
- ツアーは曜日を問わずいつでも開催可能です。
- 日本⇆ボリビアの航空券は、ツアーサービスに含まれておりません。
- 高地では体力を必要とする為、しっかりと休息を取られてラパスの街を観光されてください。
- 昼夜の気温差が激しいので、体調管理には十分ご注意の上、ご滞在ください。
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ラパス市街観光ツアー
半日